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メンバーがイギリス・ドイツにて演劇作品を上演します。
安住の地の作家のひとり、岡本昌也と俳優の中村彩乃がイギリス・ドイツで演劇を上演します。ドイツ公演には森脇康貴も参加します。
岡本のTwitterアカウントで、その創作の過程や上演の様子をドキュメンテーションしながら報告していきます。
【作品概要】
『異郷を羽織る -Drape the strange land-』
演出|岡本昌也
出演|中村彩乃・森脇康貴(ドイツ公演のみ)
衣装|YUSHO KOBAYASHI
[ ロンドン公演 ]
19:30 – Sat 25th May CALDER BOOKSHOP THEATRE
あらすじ
かつて 遠くの街から船に揺られて この街に訪れた 子どもたちはこの街に故郷を見た。それから、ひとつひとつ街をデザインしていくこの街で生まれた者たちも生まれなかった者たちも同じようにみな一様にこの街を想い 故郷を想いながら 異郷を羽織る
作品について
ロンドンに滞在して最も印象深かったのは、その大いなるダイバーシティでした。たとえば、食べ物ひとつとっても日本、タイ、ロシア、中国、インド etc… あらゆる国々の料理店が街に溢れています。とはいえ、それらはちゃんと“ローカライズ”されていて、現地の、つまりイギリス人の口に合うようにアレンジされているので見た目は同じでも、味は若干(あるいは大いに)異なります。YAKISOBA が激甘だったりするのです。その、イギリスのルーズに異文化を取り入れていくスタンスと、イギリス国内の抱える移民の問題と、日本人である私が実際に滞在して感じた異郷の暮らしを演劇にしてみようと思います。共同制作にファッションデザイナーの YUSHO KOBAYASHI氏を迎え、この作品のコンセプトと彼のスタイルをフュージョンさせたコスチュームを制作します。ロンドン公演では、安住の地の中村彩乃がそれらを纏い、この街で暮らす、この街で生まれなかった異郷の者を演じます。(岡本昌也)
YUSHO KOBAYASHIファッションデザイナー
2016年より年2回ペースでコレクションの製作発表を行う。ハンドプリントや刺繍などのクラフト要素と、現代アートから影響を受けた色彩とマテリアルを使用する。完璧を求められる世界の中で、ファッションを通して完璧で無いことの美しさを模索する。
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